- DJ:
- 皆さん、こんばんは。アラキミキです。ここからは「アーティストスペシャル2001」をお送りします。
毎回毎回、一人のアーティストの方をとりあげて30分間たっぷりとその方の音楽をおかけするというこの番組なんですが、今日はなんとゲストがいらっしゃってます。
こんばんは!
- TAIJI:
- こんばんは。
- DJ:
- はい、TAIJIさんです。元XのベースのTAIJIさんです。今日はよろしくお願いします。
- TAIJI:
- よろしくお願いします。
- DJ:
- TAIJIさん、釧路にはいつ、いらっしゃったんですか?
- TAIJI:
- えっと、今日ですね。
昨日札幌の方でサイン会をやりまして、今日入りました。
- DJ:
- 釧路は何度目でしょうか?
- TAIJI:
- 二度目だと思うんですけど。
以前、ベース教室かなんかあって1回きたことがあると思うんですけど。
- DJ:
- その時、かなり前だと思うんですけど、釧路はどんな感じのイメージの場所なんでしょう?
- TAIJI:
- 食べ物がおいしいというのと、大自然が、広大な土地が、すごく、なんですかねえ。
心に訴えるというか…。いいですね。
- DJ:
- 食べ物がおいしいとおっしゃてますが、TAIJIさん、お料理得意なんですよね?
- TAIJI:
- 料理得意ですよ〜。
- DJ:
- 釧路って魚介類が新鮮なものがいろいろ獲れるんですけど、魚介類を使って作るとしたら何を…?
- TAIJI:
- ボク、パスタ系とか鍋系が好きです。
- DJ:
- そうなんですか。じゃあ、魚介類を使ったパスタなんかをいろいろと作ったりとか。
- TAIJI:
- そうですね。
- DJ:
- ところで、さきほどTAIJIさんにお会いしてからずっと思ってたんですけど、金髪がすごくキレイに染まってるんですけど、どこでふだんやられてるんですか?
- TAIJI:
- 新橋大通り、というところの、ルナー・ル・トゥール、というお店で。
昔から、X時代からずっと一緒にそばにいてくれた友人がいまして、なかじ、中島さんというんですけど、その方にやってもらいました。
- DJ:
- そうなんですか。でもまさかふだんから新橋大通り、釧路まで通ってるわけじゃないですよね。
- TAIJI:
- ということはないんですけど(笑)。たまたまやってくれたんで。
- DJ:
- 今回は特別と…。本当にきれいな金髪で。
- TAIJI:
- うまいですよ。彼は。ぜひ皆さん行ってください♪
- DJ:
- はい(笑)。
今ね、ファンの方もいっぱいいらっしゃるんですけどね。
昨日は札幌の方でサイン会が開かれたということなんですが、ファンの方もかなり来られたんじゃないでしょうか?
- TAIJI:
- そうですね。190人ぐらい来ました。
- DJ:
- 190人!会場内あふれたんじゃないでしょうか?
- TAIJI:
- そうですね。ずーっと動物園状態で(笑)。
サインをしてましたけど、僕としてはとっても嬉しかったですね。
- DJ:
- ファンの方がたくさん来てくれるということで。
- TAIJI:
- はい。
- DJ:
- 今回のサイン会は、北海道のファンの方が署名を集めて実現したそうで。
- TAIJI:
- そうなんですね。
本来、北海道は予定になかったんですけど、署名をされた方々がいて、徳間書店さんと話し合いの上で、ぜひ行こうじゃないかということで…。
ゴーサインが出ました。
- DJ:
- なぜ、釧路でやってくれなかったんだと、ファンの方も思ってるんじゃないかと(笑)。
- TAIJI:
- 釧路の方も署名をしてくれれば…(笑)。
- DJ:
- 署名が集まれば?
- TAIJI:
- 行きます。もちろん。
- DJ:
- ファンの方、今頃、必死に署名用紙を考えておられるかと思いますが(笑)。
…いろいろお話を詳しく伺っていこうと思います。
TAIJIさんは、紹介されるとき、「元XのベースのTAIJIさん」という形で紹介されることが多いと思うのですが、そういう風に紹介されることに関して、TAIJIさん自身はどう思っているんでしょうか?
- TAIJI:
- 僕にとっては、Xというバンドは、最初に組んだバンドであり、X以外に何を考えると言われても、何も答えられないし…。
僕の身近な存在であり、僕自身であったから、Xを排除して物事を考えようと思っても…できない。いくら抵抗しても(笑)できない。僕に染み通っているものだから…。
- DJ:
- X時代があって、今のTAIJIさんがあって、という…。
- TAIJI:
- そうです。今の土台を築いてくれたのが、Xという。
- DJ:
- 今回の写真集にいろいろとCDがついてまして、その曲のなかで、HIDEさんにあてたメッセージがあったと思うんですが、Xの時、HIDEさんとはどういう仲だったんでしょう?
- TAIJI:
- HIDEとは…。
たま〜〜〜〜に(笑)、飲むいいアニキという感じでしたね。
- DJ:
- じゃあ、いろいろアニキ分というか、相談したりとか、お世話になると言う感じですか?
- TAIJI:
- そうですね。面倒を見てもらった、という感じですね。どっちかと言うと。
- DJ:
- そうなんですか。
「たま〜に飲みに行く」ということは、それはやっぱり忙しくて…ということで?
- TAIJI:
- いや、違うんで(笑)。
飲みにいくと暴れるんで(爆)。無駄なお金が…、消費しちゃうんで(笑)、めったに飲みにいけないな、と。とことん飲むんですよ。
- DJ:
- 飲む時は飲む、と(笑)?
- TAIJI:
- はい。
- DJ:
- だいたい何時ぐらいまで飲んでたんですか?
- TAIJI:
- 朝まで飲んでましたね〜。9時に飲み始めたら9時に終わると…(笑)。
豪快な人でした。
- DJ:
- 去年の4月に出た、この「Xの生と死」という本の中に、喧嘩をした時は、誰が誰を止めるという役割も書いてありましたよね。
- TAIJI:
- はい。
- DJ:
- YOSHIKIさんの場合は、HIDEさんとTAIJIさんの2人がかりじゃないと止められないと…。
- TAIJI:
- そうですね。
力がすごいんで(笑)、なかなか止まんなかったですねえ。
- DJ:
- なんか、エピソードとかないですか?
- TAIJI:
- 大阪の…。道頓堀の真ん中の通りを、木刀をもって走り回ったというエピソードなんかありますけど(爆)。
- DJ:
- 止められなかったんですか?!
- TAIJI:
- 止められなかったですねえ(しみじみ)。
足も速かったですし。彼、マラソンもやってましたから(笑)。
- DJ:
- じゃあ、追いつかないし、しょうがないと(笑)。
- TAIJI:
- そう(笑)。
- DJ:
- スゴイですねえ。
TAIJIさんは、走り出すとかなくて?
- TAIJI:
- いや、たま〜〜にありましたけど、だいたい止められちゃいましたからね(笑)。
- DJ:
- はい、わかりました(笑)。
それじゃ、ここで1曲はさみたいと思います。
写真集のなかに入っていた1曲目ですね。「RAIN SONG
」、こちらの曲紹介をお願いできますか。
- TAIJI:
- はい。
僕が放浪生活をしていたなかで書きためておいた曲、「RAIN
SONG」。
お願いします。
〜〜〜♪RAIN
SONG♪〜〜〜〜。
- DJ:
- TAIJIさんで、「RAIN
SONG」、お送りしました。
アーティストスペシャル2001、TAIJIさんをゲストにお迎えしていろいろ伺ってます。
さて、TAIJIさんがこの番組に出演すると決まってから、ホント、問い合わせのお電話とかすごかったんですけど…。
- TAIJI:
- はい。
- DJ:
- 今回ですね、リスナーの方から、ラジオネーム「ヒライさん」ですね、TAIJIさんの「JUNGLE」、…HIDEさんと一緒に作られた曲なんですよね?
- TAIJI:
- はい
- DJ:
- こちらの方にリクエストいただきまして、「ずーっと応援してますので、これからも頑張ってください」
- TAIJI:
- ありがとうございます
- DJ :
- このHIDEさんと作った時のこととか、この本の中にも入ってますけど、イメージでHIDEさんに伝えて、それがうまく伝えられて、それで2人で作り上げた…という曲なんでしょうか?
- TAIJI:
- いや、僕がこういうふうに弾くから、キミはどういうふうに弾く?と…。
- DJ:
- そういうやりとりで…。
- TAIJI:
- そう。 で、キミはそういうふうに弾いたから、僕はこういうふうに弾くと…。
キャッチボールができたから…。
それで偶然的にできたというか。
その時のアドリブでできたんですよね。
- DJ:
- 言葉じゃなくて、音楽でそうやって会話を交わしてできあがった曲と…。
- TAIJI:
- そうなんです。
- DJ:
- 皆さんから…ヒライさんだけでなく、皆さんからリクエストいただきました。
ありがとうございました。
このHIDEさんともいろいろあったと思うんですけど、こういう音楽づくりで通じ合う部分が、HIDEさんとは多かったんでしょうか?
- TAIJI:
- そうですね…。ほとんど、YOSHIKI…YOSHIKIさんは、あの、詞とか自分のドラミングとかで、個人練習をよく重ねてたんで、なるべくウワモノ系ですか、ギターとかベースとか、なるべく俺とHIDEで、統率取ってやってたんですね。
- DJ:
- やっぱり時間的にもHIDEさんと一緒にいる時間の方が長くなっていったんですかね?
- TAIJI:
- 多かったですね。
- DJ:
- みんなと一斉に合わせる時とかも、やっぱりHIDEさんと、アイコンタクトとか音楽とかやって合わせていくとか、つながりがどんどん重なって…。
- TAIJI:
- もちろんです。HIDEと…HIDEさんと俺とはアイコンタクトを取って、それでYOSHIKIがそれを引っ張るという形をやってたんです。
- DJ:
- はい。
まあそういったX時代があったということなんですが、その後、Xを脱退されまして、ソロ活動にも入ったんですけど、そのソロ活動に入る…その、2年間…ちょっと…。
- TAIJI:
- ブランクがありまして(苦笑)。
- DJ:
- 音楽をまた始めるきっかけとなったのが…、そのそこでHIDEさんがまたちょっと出てくる…。
- TAIJI:
- そうですね…。
ああいう形で…、HIDEと再会するとは…思わなかったんですけど、それが…、いろいろ悩む結果、どうしようかな、という答えを見つける…にいたったんですけどね。
…最後まで、HIDEは、何かを訴えかけていたと思いますね。
- DJ:
- …はい、わかりました。
それでは、TAIJIさんから、HIDEさんに向けたこの曲をお送りしましょう。
それでは、曲紹介をお願いします。
- TAIJI:
- はい。それでは、「DEAR
FRIEND」。
-
〜〜〜♪DEAR
FRIEND♪〜〜〜
- DJ:
- TAIJIさんで、「DEAR
FRIEND」お送りしました。
今日の「アーティストスペシャル2001」、TAIJIさんをゲストにお迎えしまして、いろいろとお話を伺っております。
さあ、続いて、現在の活動について、伺っていきたいのですが…。
- TAIJI:
- はい。
- DJ:
- 現在は、Cloud
Nineというバンドを結成して、活動されているということなんですけれども、こちらの方は、コンセプトとしては、どういうバンドということで活動しているんでしょうか?
- TAIJI:
- えっと、世の中に生きていて、理不尽なことや不平不満、ちょっとおかしいな、ということを、サウンドに載せて、それをコンセプトにして訴えかけている…つもりなんですけどね。
- DJ:
- はい。
ええ、私の手元にある資料なんですけど、すごいな、と思ったのは、流行の音楽をやるのではなくて、流行を理解した上で、曲作りを行うという、そういう意味で、最新のヘヴィロックバンドという。
あと、わかりやすい、とっつきやすい曲、ハード&ヘヴィのサウンドが基本だが、自分たちの好きなようにやる、という…。
現在は、好きなような形にできている、という形なんですか?
- TAIJI:
- そうですね。
今、アルバムを作るにあたって、レコーディングをどうしようかというところにまで行ってるんですが、サイン会とかそういうモノが多くて、なかなかCloud
Nineの活動がちょっとしぶっちゃってるんですけど、これからやるにあたっては、そういう路線でやろうと思ってます。
- DJ:
- TAIJIさんの中では、Cloud
Nineとソロと、どれぐらいの比重でこれから頑張っていきたいと思ってるんですか?
- TAIJI:
- 両方ですね。
- DJ:
- 両方とも、力一杯頑張っていくという感じなんですね。
- TAIJI:
- はい。
- DJ:
- はい、わかりました。
まあ、いろいろと、今アルバムの方も作られているということなんですが、曲がですね、今出ている限りで、手にはいるのが、とりあえず一番最初に出たのが、「BASTARD」ですね。
- TAIJI:
- はい。
- DJ:
- そのあと、なんか、「1st
DEMO」があるということで、それを、メンバーの方が壊しちゃったんですか?
- TAIJI:
- え?!
- DJ:
- ん?私、なにかすれ違いがありますか(焦)?
- TAIJI:
- え?え?なんですか?
- DJ:
- えーっと、まず「BASTARD」が出ましたよね?
- TAIJI:
- はい(笑)。
- DJ:
- 「BASTARD」を発表する時に、メンバーみずからが発表してしまった「1st
DEMO」の存在…、という、私は資料の通りに…(焦りまくる)、書いてあったんですけどぉ…。
- TAIJI:
- はい、そうですか(笑)。
これはロッキンfの方に付録で載せたんですよ。
それが「1st
DEMO」という形になってるんですよね。
- DJ:
- はあ、そういうことで…。
(注:話がかみあっていない/笑)
失礼しました。
- TAIJI:
- 新しく、作るということでは、まだ未知数ということで…。
- DJ:
- そうなんですね。はい、わかりました。
こちらを、それではおかけしたいと思うんですけど、この「1st
DEMO」の中にも入ってるんですけど、それでは曲紹介をお願いいたします。
- TAIJI:
- はい。「BASTARD」。
-
〜〜〜♪BASTARD♪〜〜〜
- DJ:
- Cloud
Nineで「BASTARD」お送りしました。
今日の「アーティストスペシャル2001」、TAIJIさんをお迎えしていろいろとお話を伺ってきましたが、このCloud
Nineの「BASTARD」そして「1st
demonstration」ですが、購入の方は、一般のCD屋さんでは売ってないと?
- TAIJI:
- 売ってないですね。インターネットか通販で購入できると思うんで、そちらの方を…。
公表をあまりしてないんで。
いずれ公表しますんで、その時にお願いします。
- DJ:
- はい、わかりました。
こちらは、完全に限定盤ということで…。5000枚限定なんですね。ファンの方は早くお買い求めいただきたいと思うんですが…。
さて、TAIJIさん、今後の活動予定を教えていただけますか?
- TAIJI:
- 今後の活動予定…。僕の中では…。
僕は以前、病院に入院していたこともありまして、そういう人たちのために、慰問をしたいなあという気持ちもありまして、それとともに、Cloud
Nineみたいなハードな部分も出していき、ソロもやっていきたいな、と欲張っております(笑)。
- DJ:
- (笑)。老人ホームに行くというのは、TAIJIさんの気持ちで、なんかそういうあったかい気持ちでやりたいな、という部分が…。
- TAIJI:
- そうです。そのために、曲ももう7,8曲書いてるんで。
- DJ:
- もうそれだけできあがって…。
- TAIJI:
- できあがってます。
- DJ:
- それじゃ、いつでも呼ばれれば行けるような感じで…。
- TAIJI:
- そういうことです。
- DJ:
- そうですか。そちらの活動の方も楽しみなんですが。
それではここで、リスナープレゼントがあるということで、まず、こちらの本ですね、本と写真集。
まず本の方が、「伝説のバンドXの生と死」それとこちらの写真集、「復活」ということで、両方ともTAIJIさんのサイン入りでリスナーの方に1名Xずつプレゼントということですね。
- TAIJI:
- はい。
- DJ:
- そして、ポスターの方もサイン入りで5枚!プレゼントしていただけるということで、ありがとうございます。
TAIJI:
- いえいえ。
- DJ:
- それでこちらの応募方法なんですけど、(中略)、ぜひファンの方はお申し込みください。
それでは、TAIJIさん、最後になりましたが、リスナーの方にメッセージをお願いいたします。
- TAIJI:
- はい。
えーっと、長い間待たせて大変すまないと思ってます。
それと、ただいま、という言葉とともに、これから自分らの活動を見守ってくれるファンに対して、せいいっぱいやっていきますので、応援よろしくお願いします。
- DJ:
- はい。ファンの方もきっとしっかり受け止めてくれたと思います。
今日の「アーティストスペシャル2001」、TAIJIさんをお迎えしてお送りしました。
- TAIJI:
- ありがとうございました。
- DJ:
- ありがとうございました。
END
-
-
裏話:
- このFMくしろの番組には、今までにも結構大物ゲストが来てるそうです。
で、このDJの女性、今までに一番緊張したのが「小林幸子」(!)だったそうですが、今回のTAIJI生出演は、それ以上だったようで、緊張しっぱなしでした(←なかじママさん談)。
曲が流れている間、「(とちって)すみません〜〜〜!」って何度も謝ってたそうです(爆)。
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