2001.6.23

有珠山噴火災害復興祈念イベントに来てくれたFANのみなさ〜ん!本当に本当にありがとうございましたぁ!!
そして、当日来れなかった人もたくさんいたと思いますので、当日の会場の模様、そして会場以外での○秘エピソードも含めて、泰司さんにお叱りを受けない程度に可能な限りレポしま〜す(笑)

申し遅れましたが、私は今回のイベントの「実行委員?スタッフ」兼「オマヌケな素人司会者」...とでも言いましょうか(爆)。

内容のレポの前に、まずfanの皆さんは『泰司さんはどうして今回のイベントに出演することになったんだろう?』って思いますよね(笑)そこで、「泰司さんに出演を依頼するっ!」...などという大胆過ぎたキッカケのお話を少し...!


ある日私は、友人の楽器店店長(中山秀チャン似)に「有珠山復興祈念のイベントをやろうと思うんだけど、大物ゲストを呼びたいなぁ〜」
と、あまりにもトウトツ過ぎる相談(?)を受けました。
大物?お金あんの?と、あまり真剣でなかった私は、次の言葉でピキーンっ!と目が冴えたのです!
『沢田泰司さん...なんてまさか無理だよね〜』
たしかに大物...私にとってもスペシャル大物!よっしゃ〜っこいつは一肌脱ごうぢゃあ〜ね〜かっ!おいちゃんにまかしときなっ!

...とは言ったものの、単なるいちfanの私。
大きく出た割りには、部屋できっちり正座した後、地味〜にお願いの文章の下書きをしていたのであった。
有珠山噴火災害一周年を迎えるため復興祈念イベントを計画している事を前提とした、当然無理を承知での依頼でした。ただ、ひたすら真剣なお願いであること、被災地の被害や現状、イベントの目的などetc...活字オンリーでどこまで泰司さんに届くか、そして信用していただけるかとても心配しながら一通の手紙を投函しました。
でも内心、「きっと無理であろう」確率の方が高い...と考えていました。その訳は
...だって資金なんかないに等しいんですもん(笑)泰司さんにお礼が出来るとすれば、それはきっと被災者やfanの方の笑顔ぐらいだ、と。

やがて投函した手紙に対し、スタッフの方から1本のお電話をいただきました。私は電話の前で、これまたきっちり正座し「お電話いただけただけで充分」といった具合の構えでお話を伺いました。ところが...『すごくいいお話を頂き、ありがとうございました!泰司さんは今、ゼロからのスタートをしようと頑張っている時なので、喜んでいます!OKですよ!』と...!!
ひぇ〜〜〜〜っ!...私はカタコトの中国人の様に、「シンジラレナイ...トテモ、ウレシイ、アルヨ」と(ここまでヒドくはなかったと思うが)電話の前で深々とお辞儀をしたのであります。全くのノーギャランティ、そして異国ともいえる遠い遠い北海道のイベントへの出演をお受けくださった泰司さんの大きさに、イベントスタッフ一同感涙したのは言うまでもありません。

そうして私たちは夢の実現に向けて、それからの日々、駆けずり回って汗をかき、時にはひや汗、また時にはアブラ汗をかきながら準備に追われる幸福感に満たされていました。
そして最後にかいた汗は、とてもとてもスガスガしいものとなり、これからご報告するレポートによって皆さんにも感じていただけるかと思います。そんな訳で、前置きが長くなりましたが(笑)お待たせいたしましたぁ〜!

レポ、スタート!!

 


6/23の北海道は快晴でした!イベントには200名ほどのFANの方が遠い伊達市まで泰司さんに会いに来てくれましたよ♪
今回のイベント内容には、シークレット企画を2つほど仕込んでおきました。
ひとつは、会場へ早く来てくれた一般のFANの方、先着100名様限定で「サイン色紙&握手整理券」の配布ともうひとつは、前告知なしの『ボーカリスト泰司&元D.T.Rキーボーディスト清水さんの特別ライブ』〜〜〜♪♪♪

なんせ、北海道でも札幌みたいにメジャーな感覚ではみなさん足を運べないと思ったので、せめてこのバトル(?)に挑戦してくれた人には「いい思い」をさせてあげたかったのもあったし、なんて、エラソーなこと言ってますが、なにより全ては泰司さんからのご好意に「甘えた...もしくは甘え過ぎた...少しは遠慮すべきだったんぢゃあ〜ないだろか?」という訳で(笑)

当日はお昼少し過ぎに泰司さんと清水さんが入りました。控え室はなんだか「割烹料理屋」並みのおごそかな和室(笑)
その真ん中に金髪泰司さんがやけに浮いている...あの光景はまるで日本の畳の上に初めて靴を脱いであがっている外人のようだった...。
一息ついて、特別ライブのリハに突入!
PA担当もかたずをのんで緊張しながら、粗相のないように卓(PA)の調整。フルコーラスで3回ほどのリハーサルだったと思います。
清水さんが途中途中、やさしい関西弁?で、「少しフラットしてるよ」とか「泰司さんの歌をもう少し返してください」とか終始「泰司さんの歌を引き立てよう」と真剣にリハに取り組んでおられる姿に、私はソデで涙をぬぐっていました(母心・笑)。


その後、ひとしきり打ち合わせを終え、イベント本番突入だぁー!

第1部は「泰司さんを歓迎する意味を込めての地元4バンドのLIVE」からスタート!
お客さんは、やっぱり泰司さんを早く見たかったんでしょうねぇ〜、そりゃ〜もうバンドマン連中は別の意味で大変そうでした(笑)
中にはXの「エンドレス・レイン」をこの日の為にコピーしたバンドもあったのですが、その曲のみベーシストがいない??
もしかすると、泰司さんに弾いてもらいたくてちょっぴり期待したのかもしれませんね。(しかし、その頃泰司さんはおごそかな和室(笑))

 

やがて第1部が無事終了し、第2部「沢田泰司スペシャルトークライブ」へ。

はじめに「TAIJIヒストリー」と称し、X,LOUDNESS、D.T.R....と今までの沢田泰司の歴史を編集したプロジェクターによるビデオライブ開始!
そして、私のぎこちない紹介により、あくまでも自然体の沢田泰司氏のお出ましだ〜〜〜っ♪会場内歓声&拍手・の渦!
だのに私の体は動くたびにキコキコ音がなっていた(笑)泰司さんの隣に座るときもキコキコキコキコ....

それだけならまだしも!本物の泰司、生泰司を拝んだことのないFANが多かったせいでしょうか、やがて客席のみんなまでもが魔法にかけられたようにキコキコしていて(笑)不慣れな司会者が伝染させたのかもしれましぇん(反省)

そこから先は司会者からのインタビューと会場からの質問コーナーで「質問責め」(笑)

その内容に関しては、打ち合わせ時に楽屋等でお伺いしたことも含めて紹介しますね!

●まず、今年の2月から4ヶ月ぶりの北海道、そして初めての伊達市訪問だそうで、Xの時代には札幌だけでなく旭川や釧路や帯広...
色んな町に行ったことがあるとか。「北海道は大好き」で中でも「釧路」が一番だそうですよ。

●「ボーカリストとして歌う」ことに対しての質問には、「歌うことは以前から好き。これからも挑戦していきたい」と意欲満々でした。

●気になる「今後、どのような活動を目指してますか?」に対しては、「ソロを重視していきたい」そうですよ!

●そして今後も慰問等、積極的に足を運びたい、自分の訪問を心から喜んでくれる人の為に歌や演奏を贈っていきたい、との事でした!

●気軽(?)な質問の数々については、「最近好きな曲は?」「ビートルズ」だそうです。

●「休日の過ごし方は?」「ギター弾いたり...、今、飼っている猫と遊ぶこと。名前はチャオ!」(会場内、笑い)

●「マイブームは?」「ん〜〜〜...チャオ」(会場内、再び笑い)

●「宝物はなんですか?」 「俺を見守ってくれるファンのみんなだよ。」「それ以外では?」「ん〜〜チャオ。」(会場内、お茶の間風爆笑)

●「好きなお酒は?」「焼酎のレモン割り」.....余談ですが、北海道でもグビっ酎〜してました(やはり味はレモン指定・笑)

●「今までのメンバーで一番好きな人は?」「D.T.Rのキーボードの清水」....これは実はこの後登場する予告だったりしたのですが、

みなさん素直にうなずいていましたねぇ(笑)実は泰司さん、こんな質問しますよ、と楽屋で予告した時、真剣に考えてらっしゃったので
私が「お隣にいるぢゃないっすかぁ〜」と促したところ、爆笑の後に「そうだった!清水くん!」と(笑)暴露してすいません、泰司さん。
会場内での質問はこのような感じでしょうか。

 
あと、特別に番外(楽屋で質問を厳選していた時、ハッとするような質問用紙もオチャメに聞いてみたところ)、
「X japanはどうして辞めたんですか?」...「X japan...入ってねーよ!(一同爆笑)」でした、ちゃんちゃん♪

 
そして質問コーナーの後、「イマジン」を披露してくださる事を発表したあと、特別ゲストの元D.T.R清水さんが登場!
会場内が沸きました!清水さんの紹介を泰司さんからしていただき、インタビューへ。今回の曲については、ちゃんとスタジオで2人で練習してくださったそうです。清水さんは現在、「クレイス゛」のサポートをしてらっしゃいます。LIVEなどに参加されてるよう
ですので、皆さんも応援してあげてくださいね〜♪

 

泰司さんの歌う「イマジン」は、本当に素晴らしかった!ジョンレノンとはまた一味違う、泰司味のイマジンは私が金持ちなら是非CDプレスして皆さんにお配りしたいほど(笑)!そして、ステージ袖からみる清水さんは、まさにジョンレノンだった(笑)顔が酷似している。

そうして、大きな拍手喝采の後、イベントは締めに入りました。
泰司さんからの最後のメッセージは、「どんなことがあっても耐えられる人間になって欲しい。前向きに希望を持ち、それをバネにし頑張って欲しい」と被災者、そしてFANの皆さんにも共通するといえる素敵な言葉をいただいてイベントは幕を閉じました...

...と思いきや、ここで被災者の方と「限定整理券」を手にしたFANの方による「サイン&握手会」が後に開かれたのです。
一人一人に心をこめた握手、そして予定にない色紙以外の私物へのサイン(泰司さんすいませんでしたぁ〜(^^;)
一番辛かったのは「携帯電話へのサイン」だったそうでして、それでも「みんなの気持ちが分かるからいいよ!」と言ってくださって...
みなさ〜ん!今後、泰司さんのサイン会で、コンパクトなものにお願いするのはやめましょ〜ね(笑)

そうして、予定時間を少し過ぎ、イベントは全終了。すぐに、泰司さん、そして清水さんは、某温泉で宇宙一のくつろぎタイムに突入する運びとなりましたぁ〜♪
泰司さんもきっちり温泉につかり、ウニやらカニやら北海道の幸で栄養もつけ、窓から巨大な打ち上げ花火を満喫しパワーを充電していただけたようですので、みなさん安心してくださいね!
温泉の感想は「やはり宇宙一だった」とか(笑)(この温泉のキャッチフレーズなの!)

そして名残惜し〜まだ北海道にいたいねぇ〜と空港でサラダをツマミに「地ビール」を飲みながらおっしゃっておりましたよ(笑)

 

今回のイベントで私が思うこと。どんなささやかなつながりでも、大切にし、そして真剣に取り組んでくださった泰司さんの行動はプロミュージシャンとしても一個の人間としても、なかなか出来る事ではないと思うのです。
ボランティアや慰問について口にするミュージシャンは雑誌やTVでたくさんみるけど、誠心誠意、企画内容そのものにもご意見していただり、一生懸命相談にものってくれて、けっして上っ面だけでない心からの慰問を果たしてくれた泰司さんの存在は、私達にとって「あなたこそが宇宙一だ」と感激しているのです。

「ありがとう」や「ご苦労様」なんかでは伝えられないほど。

そして、この小さな町のイベントが、「泰司さんの為になる」なにかのキッカケになることが出来たら、とささやかながら願っています☆

泰司さんや清水さんに同行されたスタッフの方(笑)♪緊張しっぱなしの私は、優しい声に何度励まされたことでしょう(ほんとにほんま)
私と正反対のキレのいいお仕事ぶりを拝見して、私は明石家さんまのように常に空中でメモをしておりました(爆)またいつか、イベントやLIVEや山や田舎道、ご一緒に爆走させていただけたらとっても嬉しいデス!(舎弟なみにっ)♪

ところで「例の地酒」は破壊することなく無事東京につきましたか?(笑)

有珠山噴火災害復興祈念イベントは、泰司さんに元気と活気をたくさんもらったfanの笑顔でいっぱいでした。
そして泰司さん、またいつか、お土産にお持ち帰りいただいた「北の国から」のオルゴールを都会で聞いて、海や山が恋しくなったらジュンやホタルのように「里帰り」してください。私達は田中国衛のように待っています(笑)!

遠い遠い他県からお越しくださったfanの皆さんにも感謝の気持ちでいっぱいです!
泰司さん、清水さん、そしてこのイベントに関わってくれたたくさんの皆さん、本当に本当にありがとうございました!!(最敬礼!)

 

(北海道・「有珠山噴火災害復興祈念イベント」レポ:fujiko)

 

○参加者レポート(by ハッシュサマ)もあります。こちらからどうぞ。

有珠山復興祈念イベントトークライブ情報は、こちら